秋の神田川クルーズ~橋巡り~①

お天気にも恵まれた爽やかな秋の日、㈱東京湾クルージングさんが主宰する神田川クルーズにきました。
神田川クルーズは、ガイドさんの案内付きで都会の街並みを川から楽しむことができる一風変わったツアーです。平日大人2500円(休日2800円)およそ90分で日本橋川、神田川、隅田川をめぐります。

日本橋クルージングさんからは 神田川クルーズ 以外のツアーもあります。詳細は日本橋クルージングさんのホームページこちらからどうぞ。
定員44人の船でしたが、団体の方も含めほぼ満席でした。当日空きがあれば参加できるかもしれませんが、確実に参加するには事前の予約をおすすめします。

ツアーは、首都高C1都心環状線の真下、日本の道路原票のある日本橋のたもとの滝の広場で受付けをします。この時にいただく整理券の番号順に船に乗り込みますので、希望の席がある場合は早めに受付を済ませる方がよいでしょう。受付後は時間まで自由なので付近を散策します。

日本橋の中央付近から見上げると首都高の高架の間に道路元標の位置を表すモニュメントがあり、この真下の道路に日本道路元標が埋め込まれています。
埋め込まれた道路原票は見づらいですが、日本橋のたもとでレプリカを見ることができます。

受付をした滝の広場には双十郎河岸と刻まれた碑があります。船着場を建設した際、東西2人の名優(西 坂田藤十郎、東 市川團十郎)の名から双十郎河岸と命名したんだとか。
この碑の横を通って船に乗り込みます。

日本橋をくぐり、いよいよ出発です。船はまず日本橋川を西へ遡るように進みます。
橋を裏側から見るのがとても新鮮です。排気ガスで煤けたトンネルと違って、意外ときれいに感じました。

1本目の橋、日本橋をくぐると首都高の橋脚だらけです。よく見ると橋脚の下の方の色が変わっています。海に近い神田川や日本橋川は潮の干満の影響を受け、水位が上下します。今は水位が下がった状態、橋脚の色が変わっているあたりまで水位は上がるのでしょう。

検査でしょうか、作業をしてる方たちがいます。何気なく走っている首都高ですが、見えないところで安全を支えてくださる方々がいたんですね。ありがとうございます。

西河岸橋(にしがしばし)です。都心を流れる日本橋川に架かる橋は大きなものが多いのですが、西河岸橋は1車線の割とちいさめな橋です。引き続き首都高の下を進みます。

一石橋(いちこくばし)です。外堀通りが通っていて、首都高の呉服橋IC(廃止)が接続しています。奥に見えるのが一石橋です。

橋は常盤橋(ときわばし)です。2連アーチが美しい道路橋で地下には半蔵門線が通っています。常盤橋をくぐると右手に日本銀行が、左手に渋沢栄一像が見えます。
常盤橋から3本の「ときわばし」が続きます。

常磐橋(ときわばし)です。 ときわの「磐 」の字が異なっています。常盤橋と同じ2連アーチですがこちらは人道橋です。常磐橋の方がより美しい印象です。

日本橋川の西側は江戸城の外堀で、常磐橋周辺など所々に石垣が残っています。

橋は新常磐橋(しんときわばし)です。ときわばしシリーズのしんがりです。この橋に隣接するように新幹線や中央線などの鉄道橋(右下)と人道橋の竜閑さくら橋(左下)が架かります。

橋は鎌倉橋(かまくらばし)です。江戸城建設の際に鎌倉から運んだ木材や石材を荷揚げした鎌倉河岸にちなみ鎌倉橋と名付けられました。この辺りは石垣(右下)あり、ツタ壁(左下)ありと、景色がつぎつぎ変わります。この橋の下には丸の内線が走っています

橋は神田橋(かんだばし)です。日比谷通りを通すためとても広く、橋脚がずらりと並び壮観です。地下には千代田線と三田線が走ります。

手前のガス橋の奥に見えるアーチの連なる美しい橋が9本目の橋、錦橋(にしきばし)です。橋名の由来は錦町河岸からですが、錦町の由来が少々ユニークです。近くに一色家という名の家が2軒あり、一色(いっしき)と一色(いっしき)を足したら錦(にしき)だろうと、おあとがよろしいようで。
明大通りを通し、地下には半蔵門線が走ります。

一ツ橋(ひとつばし)です。白山通りを通すこの橋の上は都心環状線から5号池袋線方面への分岐と料金所があり立体交差が見事です。また、左岸には石垣が続きます。

雉子橋(きじばし)です。 雉子橋 をくぐると左側に3本の水路が見えます。これらは日本橋川のすぐ向こうにある皇居のお堀とつながっていて潮位が高いときは見えません。干潮時はお堀から流れてくる小魚や虫などを目当てに集まるカモやサギを見ることができます。

宝田橋(たからだばし)です。日本橋川は左右に蛇行しながら北の方角に向かいます。上を通るのは一ツ橋で分岐した首都高5号池袋線です。

俎橋(まないたばし)です。由来はまな板を渡したような板橋だからだとか、近くにあった台所町と絡めただとか、諸説あるようです。九段下駅のすぐ近くにあり、靖国通りを通すため橋幅がとても広いのと、その先も首都高が川全体を覆っているので閉塞感があります。

南堀留橋(みなみほりどめはし)です。次の堀留橋の南にあるので南堀留橋。

堀留橋(ほりどめはし)です。専大通りを通します。

新川橋(しんかわばし)です。橋を渡る人が手を振ってくれました。

あいあい橋です。この辺りの左岸は桜並木になってます。桜の咲くころはさぞかしきれいでしょう。

新三崎橋(しんみさきばし)です。ずっと一緒だった首都高は左側へ離れここでお別れです。

新三崎橋を過ぎたところにある鉄道橋です。水道橋駅と飯田橋駅の間に架かり中央線と総武線が通ります。ちょうど電車が通ればと思いましたがゴミが降ったり豪いことにもなりそうです。

三崎橋(みさきばし)です。日本橋川の最上流に架かる橋でここから先は神田川に接続します。

神田川に出て左を見ると小石川橋と地下水路の出口が見えます。船はここを右に曲がり神田川を下ります。

秋の神田川クルーズ~橋巡り~②へ続きます。

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